新幹線で小倉ー京都を往復する場合、往復割引が適用されます。
往復割引後の新幹線料金(小倉ー京都)は下記の通り。
- のぞみ・みずほ:30,760円
- さくら・こだま:29,900円
※ひかりも同料金
新幹線の往復というと、この「往復割引」や「回数券」などが真っ先に思いつきますが、往復割引は乗車券が1割引、回数券は正規料金の3〜5%割引程度です。正直、あまりお得ではありません。
では、どうすれば往復料金を安くできるか?
いくつか方法があるので紹介していきます。

サクッと!まとめ
- 小倉ー京都を安く往復するなら「新幹線パック」が第一の選択肢。往復+宿で格安19,200円〜。他と比較しても圧倒的に安い。
- 新幹線きっぷ単体で往復の場合は、こだま(ひかり)を利用すると正規料金の半額以下の13,640円で往復できる。
- ❶❷以外にも往復割引料金を安くする方法がある。
では、詳しく見ていきます。
往復料金ふくめ、小倉ー京都の新幹線全般の格安情報はこちらで詳しくまとめています。
>小倉ー京都【最安は12,200円】新幹線 料金の格安ガイド
目次(好きなところから読める!)
小倉ー京都の新幹線「往復料金」一覧
まずは、小倉ー京都の往復の新幹線料金を一覧にまとめておきます。

小倉ー京都の新幹線料金リスト(片道・往復)
安い順に並べると以下の通り。
※往復割引は適用されません。
京都駅ー小倉駅 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
新幹線パック | 19,200円〜 ※1泊宿代込 |
|
EX早特(休日) | 12,220円 | 24,440円 |
EX早特(平日) | 12,570円 | 25,140円 |
EX予約 | 13,240円 | 26,480円 |
eきっぷ・e特急券 | 13,240円 | 26,480円 |
回数券 (金券ショップ) |
13,770円 | 27,540円 |
自由席 スマートEX(自由席) |
14,420円 | 28,840円 |
スマートEX (さくら・ひかり・こだま) |
14,750円 | 29,500円 |
さくら・ひかり・こだま | 14,950円 | 29,900円 |
スマートEX (のぞみ・みずほ) |
15,180円 | 30,360円 |
のぞみ・みずほ | 15,380円 | 30,760円 |
学割や障害者割引ほか、特定の人しか利用できない格安きっぷや割引は除外しています。
小倉ー京都は往復割引がきかない!
新幹線で往復というと、往復割引があるじゃないかと思う人も多いでしょう。小倉ー京都の往復割引はどうでしょうか?
JRの往復割引は、その区間の片道の営業キロが601km以上の場合に適用されます。往復割引が適用された場合は乗車券が1割引になります。
このルールに従うと、小倉ー京都間は営業キロが600km未満なので、往復の場合でも往復割引はききません。
このため実は、小倉ー京都より博多ー京都の往復料金の方が安くなります。(博多ー京都は601km以上なので往復割引がききます)
【小倉ー京都:往復19,200円〜】往復割引より断然安い「新幹線パック」

新幹線で小倉ー京都を往復する場合、まずは「新幹線パック」を検討しましょう。
小倉ー京都の最安値は19,200円〜です。
往復割引料金が30,760円(のぞみ・みずほ)ですから、「新幹線パック」は10,000円以上安いです。しかも「新幹線パック」は宿代込の料金です。

京都ー小倉の新幹線パック

新幹線パックは 以下の2つがセットになった旅行商品です。
- 新幹線往復チケット(小倉ー京都)
- 宿(ホテル、旅館)
セットになることで、料金が大幅割引になるのが最大の魅力です。新幹線チケットとホテルを別々に予約するよりはるかに格安です。
新幹線パックの特長はこんな感じです。
- 「新幹線+ホテル」セットで特別割引料金
- 新幹線の種類(のぞみ、こだま等)を選べる
- 新幹線の時間が自由に選べる
- ホテルのグレード(格安〜高級)を選べる
- 直前(3日前)まで予約可
- 2人予約がお得(1人予約だと割高になる)
新幹線パック最大の魅力は、やはり価格です。料金は時期によって変動しますので、最新料金は公式サイトでチェックしてください。
「新幹線パック」はどれくらい安いのか?往復割引料金を比較!
「新幹線パック」がどれほどお得か、もっと具体的に見てみましょう。
新幹線パックとその他の乗車手段の料金を一覧表にして比較してみました。下の一覧表では、往復料金に宿代(1泊6,000円と仮定)を加算しています。

京都駅ー小倉駅 | 往復 | 往復+1泊 |
---|---|---|
新幹線パック | 19,200円〜 | |
EX早特(休日) | 24,440円 | 30,440円 |
EX早特(平日) | 25,140円 | 31,140円 |
EX予約 | 26,480円 | 32,480円 |
eきっぷ・e特急券 | 26,480円 | 32,480円 |
回数券 (金券ショップ) |
27,540円 | 33,540円 |
自由席 スマートEX(自由席) |
28,840円 | 34,840円 |
スマートEX (さくら・ひかり・こだま) |
29,500円 | 35,500円 |
さくら・ひかり・こだま | 29,900円 | 35,900円 |
スマートEX (のぞみ・みずほ) |
30,360円 | 36,360円 |
のぞみ・みずほ | 30,760円 | 36,760円 |
ご覧の通り、圧倒的に新幹線パックが格安です。
ただし、新幹線パックも時期によって料金が大きく変動します。とくに繁忙期は、必ずしも最安値とはいえませんし、希望の宿が取れる保証もありませんので、最新の料金は公式サイトで確認してください。
【小倉ー京都:往復24,440円〜】新幹線きっぷ単体で往復する場合
ここまでは、「宿泊あり」で小倉ー京都を往復するケースを紹介してきました。しかし、宿が必要ない場合もあります。
新幹線チケットのみの往復料金をみてみましょう。(片道の場合も同様です。)
「EX早特」が最安!|小倉ー京都 往復24,440円

早めの予定が立てられる人には「EX早特」がおすすめです。
「EX早特」は、3日前までの予約で「のぞみ」を最も格安で利用できます。EX早特は3日までの予約で利用可能なのでより使いやすいチケットです。「エクスプレス予約」または「スマートEX」から予約・購入できます。
料金は以下の通り。
- 小倉 ー 京都:往復24,440円
「EX早特」はJRの会員サービス「エクスプレス予約」または「スマートEX」で予約・購入します。まずは会員登録をしましょう。
「EX早特」の特長は下記の通り。
EX早特のポイント
- 小倉ー京都が格安
- のぞみ指定席乗車
- 3日前までの予約可
- 土休日はさらに割引(こども料金もあり)
- 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
- 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
ただしEX早特は、往復割引がない、繁忙期(GW、お盆、年末年始)には使えないのが注意点です。
「EX早特」は早割きっぷですが、予定が変わった場合も簡単に変更・キャンセルできます。使いやすい格安チケットです。
こだまでOKなら、バリ得こだまが最安!往復割引で13,640円

安さ優先なら、こだまの格安チケット「バリ得こだま」がいいです。
「バリ得こだま」は新大阪ー小倉が片道7,000円ですが、往復の場合は往復割引になって下記料金です。
- 新大阪 ー 小倉:往復12,500円
これに京都ー新大阪の在来線料金1,140円をプラスして、13,640円になります。
ただし、時間は少しかかります。
京都ー小倉は4時間半程度。「バリ得こだま」はひかりも選択できます。ひかりの場合は2時間半〜3時間。
「バリ得こだま」は下記のような旅行商品です。特徴をまとめました。
- 大阪ー岡山ー広島ー博多・小倉の新幹線が格安
- お得なクーポン付き(200円分)
- こだま・ひかり乗車
- 3日前まで購入可能(Web予約)
- 指定席乗車、1人利用可
- 片道/往復、上り/下り利用可
予約は公式サイトから3日前まで。
上記、往復割引は期間限定(2020年3月31日まで)。通常は以下の料金です。
- 新大阪 ー 小倉:往復14,000円
小倉ー京都の往復料金を割引にするその他の方法
ここまで紹介してきた方法のどれも利用できないという人もいるかもしれません。
そんなときは、以下の格安きっぷも検討してみてください。往復割引と併用できるものもあります。

こだまスーパー早特きっぷ(往復割引なし)
こだまスーパー早特きっぷは、名称の通り、こだま限定の早特きっぷです。JR西日本が販売しています。
早特なので14日前までの購入が必須ですが、こだま料金が格安です。
ただ、この区間は「バリ得こだま」など格安チケットが多く、こだまスーパー早特きっぷより安い選択肢が多いのでなかなか利用するケースは少ないかもしれません。
ただ残念ながら、小倉ー京都間はこだまスーパー早特きっぷの設定がありません。
スーパー早特きっぷ(往復割引なし)
スーパー早特きっぷもJR西日本が販売する早特きっぷです。早特なので14日前までの購入が必須です。
最大のメリットは、のぞみに格安で乗れることです。安さ(こだま)より時間を優先する人は、スーパー早特きっぷを利用するといいでしょう。
大阪・神戸ー九州各地(博多・小倉、大分、佐世保、長崎、熊本、鹿児島)だけでなく、広島・岡山ー熊本・鹿児島も利用できます。新幹線が通っていない区間は在来線の特急に乗り継ぎます。
しかし残念ながら、小倉ー京都間はこだまスーパー早特きっぷの設定がありません。
EX早特(往復割引なし)
EX早特は、EXサービス(エクスプレス予約、スマートEX)の会員になると利用できる早特きっぷです。
早特なので3日前までの購入が必須ですが、スマホアプリ「EXアプリ」などからも簡単に予約・変更できるので、比較的使いやすいきっぷです。
EX早特は、平日と休日では料金が違います。休日利用の方が割引率も高いです。
- 京都 ー 小倉:往復24,440円(休日)
- 京都 ー 小倉:往復25,140円(平日)
エクスプレス予約(EX予約)+往復割引併用可
エクスプレス予約(EX予約)サービスはJRの有料会員サービスです。登録が必要です。年会費は1,100円。
エクスプレス予約を利用すると通常料金から約1割引きになります。
エクスプレス予約(EX予約)のメリットは下記の通り。
- 直前予約でも割引率が大きい
- のぞみに安く乗れる
- お盆・年末年始・GWもおトクな会員価格
回数券よりも安くなるので、頻繁に新幹線を利用する人は有料会員になる価値はあります。
往復割引との併用も可能です。
eきっぷ・e特急券+往復割引併用可
eきっぷは、JR西日本の「J-WESTカード会員」かJR九州の「JQ-CARD」会員のみ購入できる特急券です(乗車券ではありませんので注意)。カード会員限定なので利用する人は限られます。
eきっぷは往復割引と併用可能で新幹線料金を安くできますが、同じ会員限定サービスなら「EX予約」や「EX早特」の方が割引率も高いですし、ペーパーレスで使いかっても優れているので、こちらを利用することをおすすめします。
また、「eきっぷ」と似たようなきっぷに「e特急券」があります。料金はeきっぷと同じです(山陽新幹線では)。e特急券はエクスプレス予約限定のきっぷですので、スマートEXでは購入できません。
いずれにせよ、利用シーン、利用者は限られます。
往復割引との併用も可能です。
回数券・金券ショップ(往復割引なし)
格安チケットといえば、金券ショップが真っ先に思い浮かびますが、思っているほどお得ではありません。
金券ショップで売っているのは回数券のバラ売りですので、割引率は約3〜5%程度です。また、新幹線の回数券が設定されていない区間もありますし、お盆・年末年始・GWは使用できません。
しかし、当日手軽に割引を受けられる回数券はやはり人気です。団体旅行する場合や特定区間の新幹線を頻繁に利用する人は購入しておいてもいいでしょう。
新幹線の回数券は、短距離区間なら自由席、中長距離区間なら指定席に設定されています。
- 京都 ー 小倉:往復27,540円
スマートEX+往復割引併用可
スマートEXはJRの無料会員サービスです。登録が必要です。
スマートEXを利用すると通常料金から200円引きになります。
無料のスマートEXはそこまで割引率は大きくありませんが、区間によってはEX早特なども利用できるので、会員登録しておいて損することはありません。
EXアプリというスマホアプリをインストールしておけば、いつでもどこでも簡単に新幹線の予約ができます。新幹線によく乗る人は必須です。
往復割引との併用も可能です。
おとなび(往復割引なし)
50歳以上であれば、「おとなび」を使って新幹線を利用するのもお得です。
おとなび会員(無料)になれば、下記3つの特典が利用できます。
- おとなびWEBパス:新幹線・在来線乗り放題(3日間)
- おとなびWEB早特:新幹線料金最大60%OFF
- おとなび格安旅行:会員限定の旅行商品。「新幹線+ホテル」セットが格安
うまく利用すれば、かなりお得です。
こだま指定席きっぷ(往復割引なし)
2人以上で山陽新幹線を利用する人は、こだま指定席きっぷがお得です。
利用条件が厳しいきっぷですが料金は格安です。特に、子供連れの人は子供料金が一律1,500円なのでおすすめです。
デメリットもあるので気をつけてください。
- 1人利用できない
- JR窓口で買えない
- e5489からの予約で面倒(JWEST会員限定)
- 短距離区間限定
こだま指定席きっぷは短距離区間にしか設定されないため、小倉ー京都間は設定がありません。
学割+往復割引併用可
JR指定の中学・高校・大学や専修・各種学校の学生なら学割が利用できます。
営業キロ数が101キロ以上の区間の乗車券が2割引になります。特急券は割引になりません。
往復割引との併用も可能なきっぷですが、往復で宿泊する場合などは、新幹線パックの方がお得になる可能性が高いです。
障害者割引+往復割引併用可
身体障がい者および知的障がい者は乗車券が半額になります。特急券は割引になりません。
身体障害者手帳または療育手帳の記載が「第2種」の場合は本人のみ、「第1種」の場合は同伴の介護者も割引になります。往復割引、乗り継ぎ割引等も併用できるので該当する人は利用しない手はないです。
ただし、往復で宿泊する場合などは、新幹線パックの方がお得になる可能性が高いです。
往復割引との併用も可能なきっぷですが、往復で宿泊する場合などは、新幹線パックの方がお得になる可能性が高いです。